「くらしと生協」子どもの未来アクション 活動内容のご紹介

「くらしと生協」子どもの未来アクション 活動内容のご紹介

【「くらしと生協」子どもの未来アクション」【助成団体を訪問しました】
<日本語支援活動としま>「子どもに安心と自信を与える」ことを大切に

2024.7.19

日本語支援活動としま

日本生協連では、全国の子どもたちの健やかな成長への願いから、「くらしと生協と子どもの未来アクションによる「子どもの貧困」活動支援への応援助成」として、子ども用品「すくすく応援団&Baby」よりお買い上げいただいた金額の一部を貧困をはじめとする子どもの問題に対して支援に取り組む団体へ2020年度から助成しております。


■イベントレポート

今回は、助成団体の一つである「日本語支援活動としま」様の活動(7月19日 東京都)をご紹介します。

7月19日、活動場所のひとつである区民ひろば南大塚にて代表の堀様にお話を伺いました。
来日したばかりの外国ルーツの子どもに初期日本語学習の支援を行っています。
個別対面学習の他、月2回開催する子ども日本語サークルのグループ学習では現在平均10名ほどのお子さんを対象に活動をされています。英語圏ではないお子さんが多く、ネパール、中国、フィリピン、ベトナム、インドなど数か国。中国のお子さんが増えてきているそうです。また近年は13-14歳の受験を控える年代のお子さんも増えており、進学など将来へつながるため日本語支援は深刻な課題です。学校や行政からの紹介で堀様へつながるケースも少なくないそうで、増え続ける外国籍のお子さんの日本語支援の対応の遅れが心配ですが現状こういった支援活動の関わる専門の教育を受けた方も少なく、要望に応じて活動内容について講演なども行い理解の輪を広げています。

日本語支援活動としま
▲簡単な道具を使って楽しみながら学習する様子を語る堀様

日本語教育でなく「子どもに安心と自信を与える」ことを大切に学習支援しているとのお言葉が印象的でした。
学習はまず挨拶でコミュニケーションをとれるようにすること、音と文字を結び付けられるようにすること、数字で数えられるようにすることなど学校生活をしていく上でも孤立せずコミュニケーションをとれるようにすることを重視しているそうです。

信頼関係を築き安心して通ってもらえるように配慮されていて、お子さんはだいたい3回目のレッスンで笑顔が増えたりすることが多いそうです。ボランティアの人数も不足していますが将来的にはここに通っていたお子さんが大きくなってこの活動にボランティアとして関わってくれるといいなとお話されていました。


くらしと生協は今後も、「子どもの未来アクション」を応援します。

日本語支援活動としま様HP
https://nisikatutosima.blogspot.com/