「くらしと生協」で行っている「羽毛リサイクル」をご協力いただいている羽毛専業メーカーの「河田フェザー」さんへ、くらしと生協職員がお邪魔させていただきました。
(2023年6月)
■「羽毛リサイクル」とは・・・
「くらしと生協」でご購入いただいた羽毛ふとんは、ご不用になった際に無料でお引き取りをいたします。回収した羽毛ふとんは、羽毛再生工場にてリサイクルされ、アパレルメーカーやホテルなどの業務用として使用されます。
河田フェザーは、「くらしと生協」が販売している西川の羽毛ふとんのリサイクル品を回収し、解体する業務を担っています。
注)「くらしと生協」の羽毛リサイクルは、羽毛ふとんの取引先によって、リサイクル工場・工程が異なります。
■河田フェザー株式会社
羽毛専業メーカーとしての歴史は、1891(明治24)年にさかのぼります。1世紀以上にわたって羽毛と向き合い続け、国内で羽毛ふとんやダウンジャケットが普及する時代にも立ち会ってきました。時代とともに変化する羽毛の市場に対し、知識と経験を駆使し、常に清潔で安心して使うことができる羽毛を届けるためにできること、やらなければならないことを追求し続けています。
今回は、河田フェザーさんで、商品担当が10年愛用した羽毛ふとんをリサイクルしてもらうことに!
早速、工場内へ!!
【1】まずは羽毛ふとんが無事に届いていることを確認
※この日のために特別に作業いただいているので、梱包キットは使わずに事務所から発送しています。
【2】羽毛ふとんの品質や中身の種類をチェック!
羽毛ふとんの中身やリサイクル可能かどうかをチェックし、羽毛ふとんの品質ごとに仕分けをします。
【3】専用の羽毛吸い取り機にセットして側地の引き裂き
吸い取られた羽毛は袋の中にきれいに収められます。
(愛用していたので裂かれていく姿は見ていてちょっと悲しかったです…)
【4】洗浄→乾燥→羽毛の仕分け
側地を切り裂いて取り出した羽毛を洗浄する機械。
洗浄・乾燥した羽毛を、長く大きな木箱のような選別機に通し、風を送り込んで重さで「ダウン」と「フェザー」に仕分けします。
無事にリサイクル可能な羽毛へと生まれ変わってくれました!!
■羽毛リサイクルを体験して
SDGsという言葉をよく目にするようになりましたが、この羽毛リサイクルの取り組みに直接関わることで、環境のため・次の世代に繋ぐために少しでも貢献できて誇らしくなりました。
粗大ごみで捨てていた物を有効活用するためには、時間も手間も掛かりますが、いいことが少しずつでも繋がって広がっていけばいいな、と思いました。